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つくり家(tukuri-ya)

ようこそ。草木染めから陶芸まで,モノ作りに励んでいます。どうぞ、最後までお付き合いください。

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直島旅日記 4日目

2011/04/15(Fri)09:27

直島4日目。

今日は直島を出て、豊島(てしま)」に向かいます。
3日間御世話になった「はなれ」のママさんとも今日でお別れ。
おいしいパンとコーヒーを有難うございました。とっても居心地よかったですよ~。
宮浦港まで送ってもらっちゃいました。最後の最後までお世話になりました

豊島は直島の北東にある島。直島の宮浦港から高速船で移動しまっせ。
瀬戸内海をぶいぶいとい感じのスピードで進んでいくんです。
船のオイルの匂いと海の潮の香りが日常と違うことを改めて思い出させてくれます。

てはことを思っていると豊島に到着。
ここでは自転車で移動することにしていたので、早速レンタサイクルへ。
職員さんと思われる人が1名。お兄ちゃんと呼ぶにはやや無理がある男性。

レンタサイクルの事務所にはつくり家&ハムさんとあと2名の女性。
自転車を借りるに書類に住所をかくんだけど、つくり家の実家と女性の1名の住所が同じ市だった
けど、その女性の現住所は別の県らしく、それまたハムさんと同じだった。
しかも、豊島の職員のお兄ちゃんも近くらしく、初めて会うのにめちゃめちゃ親近感一杯で旅がスタート。
これが縁で、お兄ちゃんは自転車の替えバッテリーをサービスしてくれた(と、つくり家は思ってる。)
いいねぇ、こういうの

で、早速出発。ちょっと寒いけど、いい天気。自転車日よりっす。イエイ!!
電動アシスト自転車なので、らっくらく。
豊島のアートマップはこちら
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=210757179870912108076.00048abc02df4d8aebbcf&brcurrent=
3,0x3553f4a982518afb:0xa67bac80d4a4f750,0&source=embed&ll=34.481232,134.075775&spn=
0.089854,0.15398&z=13


島をぐるりと一周する予定。
まずは、島の北側を走って、「豊島美術館」に向かいます。
その途中で牛さん達がのんびりしている場面に遭遇
しばし、和む。
また出発。

こんなん見えてきたよ~~。
20110224.jpgなんじゃこれは。
屋根と思われるところに穴が開いてるやん

受付では再入場可の説明をされた。
なんでも、1日のうちで刻々と変化するアートらしい。成長するアート。
時刻による変化も含めての作品とのこと。
なので、時間の許す限り何度でも鑑賞してその変化を感じてほしいということ。

まったく想像できんぞ。

受付からうねうねとした白い歩道に導かれて、不思議な建物へ。
入り口でフェルトのスリッパをわたされて、中へ

とにかく広い。コンクリートの打ちっぱなし。柱は全くない。
入った途端に不思議な感覚に襲われました。なにこれ?
なんもないけど、何を見るの?
あれ?美術館て?

歩いて行くうちに床のあちこちが濡れてる。屋根がないから雨が残るんやねぇ~と思っていたら。。。
ん??違うぞ。
床から水??が出てきてる。
すごい表面張力(学芸員さんに尋ねたら、ただの水だった。床面に加工がしてあるらしい)。
ぷっくりとしている。あっちにも、こっちにも。
あっちの穴から水が決まった回数出てきたら、水の重さですーっと動く。
そして、ちがう水たまりとドッキングそして、また動く。
この繰り返し。
天井からは細い糸がゆるり。

1日を通して「泉」が出来上がるアートなんですって。
なるほどぉ。それで、再入場可、なんだね。

館内をぐるりと回ると、自分が好きな泉の場所が見つかる。
あれ?ぽこぽこぽこ、って気持ちいい音も
水が地下に流れ落ちるときの反響音やった。

とにかく飽きない。正確に繰り返される規則正しい動き。
とにかく飽きない。座り込んで眺める。
足がしびれて立ち上がる。
歩く。
床面に十分注意を払いながら歩く。そうしないと作品を踏みつぶしてしまうからね
屋根にあいた穴からは、光と風。時には雨や雪も。
きっと何度来ても同じものはみることが出来ないんだろうねぇ。

ふと、館内を見渡すとハムさんもお気に入りの場所をみつけたようで微動だにしない。

あとで知りましたが、この美術館は「内藤礼」さんの作品を展示してたんです。
この不思議な建物はこの作品のために建てられたもの。設計;西沢立衛さん。

水の動きはすべて計算されたものらしく、その動きを出すために床面にもわずかな斜度があちこちに設けられているそうだ。
デザイン通りの水の動きを生み出すための正確な計算と、それを正確に「箱」に実現する力。
女性の繊細さを感じたアートでした。

後ろ髪をひかれながら、今度は島の端っこの「心臓のアーカイブ」へ。
ここのコンセプトも面白いね。
受付の御姉さんは白衣を着てた。

真っ暗な部屋に入ると、白熱電球がバッグミュージック替わりの心臓の音(爆音)に合わせて点滅していたよ。
国内外の人間の心拍音を録音して流してるのである。なんと
最初はびっくりしたけど、よくよく聞いていると心拍音の弱い人、アスリートかと思うほどの力強い心拍のひと。
などなど、十人十色。

心臓の音を録音したライブラリーも別室に用意してあった。
ハムさんと二人で「この○○番のひとって不整脈ちがう??めちゃめちゃ(脈が)飛んでるけど大丈夫なんかい?」なんていう病気の心配をしてしまうつくり家&ハムさんでした。

今度は島の南側へ移動。途中寄り道をしてアートをパチリ。
2011022401.jpg
またまた先ほどの牛さん。
家屋の石垣は見事なほどに平たい石がびっしり。

突然、みかん畑の中に廃バスが出現したりと、島1週を満喫。
そろそろ港に到着。少しのども渇いたので、これまたアートのカフェで小休止。
モダンアートな感じ。

さて、自転車のバッテリーも切れかかっているのでバッテリー交換のためにレンタサイクルの事務所にGO~~。

でもって、自転車でハムさんは山に登り、つくり家は再び豊島美術館へ。
どれくらい育ってるのかな??ウキウキ

再入場のチケットを出そうとゴソゴソ探していたら、先ほどの学芸員さんがつくり家を見て「どうぞ」と言ってくれました。サンクスです。

おぉ~、
育ってますぅ。水たまりが大きくなってるよ~。
またまたお気に入りの場所へ。

館内にはつくり家だけ。閉館30分前ですから。
いやぁ、貸切。なんとも贅沢ですなぁ。

学芸員さんとも一杯話ができて、よかった。
いろんな話が聞けました。
この1日かけて成長した泉は閉館になると、すべて流してふき取るそうです(大変!!)。
そして、翌日は新たな泉に向けて水たまりたちが一生懸命動くんですね。
なんともイトシイ。

またまた後ろ髪をひかれながら、船の時間が迫っているので港へ。
無事にハムさんとも合流。

豊島を満喫したつくり家&ハムさんでした。

直島に戻ってからの話はまた明日

本日は最後まで読んでくださって有難うございました
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No.322|徒然日記Comment(0)Trackback

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